PICK UP インタビュー
MY LIFE motto INTERVIEW-004
2019/03/08
日×仏×伊のマリアージュ。
八王子駅北口から歩いて2分、雑居ビルの最上階に位置する隠れ家的レストラン。ビストロドダリエールレファゴ802。2018年11月のグランドオープン以来、多数のメディアにも取り上げられている。イタリアンとフレンチの融合を叶え、ここでしか食べられない料理をモットーに枠にとらわれない創作料理を提供するこのお店。さらに箸で頂くスタイルを確立し、独創的な料理を堪能することができる。
オーナーの浜田さんにお店のコンセプトや今後の展望などをインタビューしました。
お店を始めたきっかけは?
僕は現代アーティストやプロスポーツ選手のマネージメントやコンサルティングをする会社を経営しています。この場所はお店を経営していた友人から場所をゆずり受け飲食店を始めることになりました。
飲食店は他にも手掛けているのですか?
いえ、初の飲食業界です。店舗デザインや装飾、メニュー開発全て一からの作業でした。また八王子という場所自体で仕事をしたことがなかったので、全て初めて尽くしでしたね(笑)。
始めてみていかがですか?
お店がビルの8階で外から店内が見えないので入りにくい場所にありますが、お陰様で地元のお客様が増えてきましたね。3月からランチ営業も始めるので、若い世代やママさんなどの利用も期待しています。ここでお店を始めて思ったことが、八王子やこの近郊の方々は温かい人が多いこと。また、八王子のお客様は地元愛に溢れているのも印象的でした。私たちも地元のお客様にもっと知っていただけるよう、積極的にイベントにも関わっていきたいと思っています。
定番ランチメニューの牛モツのトマト煮
イタリアン×フレンチの創作料理
当店はイタリアンのシェフとフレンチのシェフが一人ずついます。このお店を始める事になった時、僕が良く通っていたお店のシェフに、この人しかいない!と思ってオファーしました。二人とも都心の有名レストランで働いていた人達です。このお店に来てくれてとても感謝しています。
イタリアンとフレンチのシェフが織りなす料理は、一流といわれるレストランに引けを取らないくらいの自信があります。一皿のボリュームがあるのでみんなでシェアして色々な料理を愉しんで頂きたいです。
五感を刺激するレストラン
当店では料理を味わうだけではなく、五感で感じてもらえるような仕掛けをしています。食材だけでなく器や盛り付けなど料理を引き立てる美しさにもこだわりを持っています。
おススメはありますか?
お酒は、ソムリエでもある当店のシェフが、料理に合うワインなどを厳選し、各種取り揃えています。一部オープンキッチンになっているので料理風景を観ながら食事を愉しめる、『シェフズテーブル』なんかもおススメです。シェフの説明を受けながら頂くと、また一味違った雰囲気を愉しめると思います。運が良ければ、シェフとお客様とのコミュニケーションから生まれる即興的料理も味わえるかもしれません。
黒毛牛フィレ肉グリルポルチーニソース
ビストロ×現代アート ~店内に盆栽~
コンセプトで『五感を刺激するレストラン』というお話をしましたが、内装にも楽しんでもらう仕掛けをしていて、普通イタリアンやフレンチのお店では置かない盆栽をいくつかディスプレイしています。これは下恩方町に造園業を営むやましたグリーンさんが「植木の里親」というものを行っていてそれを利用して当店に置かせてもらいました。
日×仏×伊のマリアージュ。レストランだからこうした方がいいとか。こうじゃなきゃだめとか。ありきたりの感覚は面白くないのでこのミスマッチ感も楽しんでもらいたいです。
アートの場としてもぜひ利用してほしい
もう一つの業務にアーティストの支援も行っていて、店内には黒板アーティストや書道家などの若手アーティストの作品をいくつか展示しています。作品は定期的に入れ替えていく予定なのでそちらも楽しんでもらえたら嬉しいです。今後は八王子の方ともコラボして作品を展示したいと考えています。
ウニのロマーノ パスタ
これからの目標はありますか?
オープンして、まだ5ヶ月ですがいつかはミシュランの星が取れるように頑張っていきたいです。そのためにも長く続けて地元の方々に愛されるお店にしていきたいです。それと、料理やお店の装飾ひとつ一つにストーリーがちりばめられています。気になったことやものがあればウエイターやシェフに聞いてほしいです。来るたびに新しい発見があると思うので「また来たい」と思ってくれるはずです。
このコーナーでは、「地域情報サイトまいぷれ八王子」の編集部スタッフが、八王子の街で見つけた素敵なお店や素敵な人をインタビュー形式でご紹介しています。みなさまの八王子でのライフスタイルがもっと豊かでもっと楽しくなるきっかけのひとつになれることを願っています。